高齢化社会を向かえ、医療・介護というものが多くの人々にとってより身近なものとなってきました。ヘルスケア業界は人々が「より豊かで幸せな人生を送るための基盤を作る産業」と呼んでも過言ではありません。また、そのようなことに社会的意義を見出した方々がこの産業に多く従事しています。人生の基盤づくりという重要な分野に対して思いを持った人々が心のこもったサービスを提供するからこそ、数々の熱きドラマが生じます。このドラマこそが、我々を含めこの産業に従事するものにとっての仕事のやりがいや生きがいなのです。
しかしながら実態はどうでしょうか? 利用者にとって、どこの医療機関に行けばよいのかわからない、通っている医療機関は本当に信頼できるのかなど不透明な事が多くあり、安心して良質なサービスを受けられる社会からほど遠いと言わざるを得ません。また、この産業に働く人々にとっても、過酷な労働を強いられるにもかかわらず、その成果が報われにくいなど多くの不満や不安を抱えながら日々の業務を行っているのが現状ではないでしょうか。更に、多くの医療機関における恒常的な赤字や医療保険/介護保険財政の困窮など、制度的な問題点も指摘されています。
このように、利用者、従事者、そして社会全体、どれをとっても不満や問題点を抱えているのがヘルスケア業界の実態であり、これは社会システムそのものが大きな問題を抱えていることの証であると考えます。我々はこのような実態を政策や制度が変わるまで放置するのではなく、自らが働きかけて世の中にモデルを示し、改革をリードしてゆく決意でおります。

代表取締役社長 遠山峰輝