STAFF EYE'S

スタッフアイズ

STAFF EYE'Sスタッフアイズ

異常気象というが、情報の入り乱れる世の中で大切なこと。

UPDATE

2021.12.23

異常気象、異常気象というが、何を基準としているのだろう。

気温だろうか?雨量だろうか?そういえば、昨年の冬は寒かった。今年も寒い感じだ。平均気温が上昇なんていうことはなかなか実感できない。そういう意味で数が明確という点で、長期にわたり気象庁で公表されているから台風の数で考えるのがいいのではと、とある本で読んだ。

ユーチューブ的だが、「調べてみた」(図1)・・・トレンドとしては微減で、そのトレンドも相関は薄い推移だ。2021年は11月29日時点で0なので、12月も平均で1個ぐらいなので、近年では下限に近い台風数だ。

(図1)

ちなみに直近70年での上陸時に中心気圧が低かった(強い台風)の上位10個では、

50年代    4

60年代    3

70年代    1

80年代    0

90年代    2

2000年代   0

2010年代以降 0

となっており、この20年は異常な台風が上陸したことがないという事がわかる。1位は61年の室戸台風、2位は59年の伊勢湾台風で、私くらいの年齢(50代)なら生まれてなくても、どこかで一度は聞いたことがある台風名が上位だ。情報が入り乱れるWEB情報社会で、先入観を持たずゼロベースで向き合い、正確で客観的な情報を取り、自ら考えることは、道を誤らないためにも大切な気がしてならない。

米道利成