社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2022.01.24

  • T君のライフシフト

    前回も少し触れたが、「ライフシフト」(Ⅰ、Ⅱ)(リンダ・グラットン他著)という本が売れているらしい。1月15日の週刊東洋経済でも特集として取り上げられている。遠山なりに一言で内容を言い表すと、「人生100年時代に突入、教育→仕事→引退の3ステージの生き方ではお金も幸福も持続できない。マルチステージな生き方が不可欠。マルチステージな生き方の要素は3つ。一つは「エクスプローラー」(やりたいことを探索するステージ)、「インディペンデント・プロデューサー」(組織に雇用されるのではない独立人としてのステージ)、「ポートフォリオ・ワーカー」(多様な仕事やボランティアなど同時並行的にこなすステージ)。Ⅰ巻では世代と生き方の対応がなさているが、手元に本がないので、感覚で話すと、遠山が今50台半ばで、遠山の親と子供と分けて考えると、親(80歳くらい)は3ステージの生き方でなんとか問題なく人生を送れる世代、遠山の世代では3ステージは破綻しつつあり、マルチステージ人生を途中で考える必要がある世代、そして今20代後半の息子は、100歳以上生きる確率が極めて高く、マルチステージを前提に生きているというわけだ。昔は「大学を卒業したら就職、そして根性で長年その会社に勤めて頑張るのが当たり前。しかし、最近の若者は、1-3年くらいですぐに会社を辞める、けしからん!根性なし・・・・」という古い考え方をこの本は真向から否定しているわけである。「根性無し」、「優柔不断」ではなく、「エクスプローラー」であり「ポートフォリオ・ワーカー」だというわけである。目鱗というか・・・・。遠山の中では初めて出会った「生き方本」である。ま、それは、さておいて、東洋経済の特集で、「私のライフシフト」というページがあり、30名弱のライフシフト的(マルチステージな生き方)体験談がある。遠山からも、T君の経験を話そう。

    T君は中高一貫校であったが、高校の途中で「お笑い」に目覚め、友人とコンビを組み、漫才の道へ、ライブハウスで前座をつとめるほどの力の入れよう。大学に入学後、数か月で、米国の壮大な映画作りに魅了され、映画作りの仕事をしたいと大学を中退、米国へ。2年間は語学勉強もかねてカレッジで、その後、映画ではそこそこ?有名な大学に転入。大学を無事卒業後、お金がないので、Uberで運転手をしつつ、日本の映画関連会社の訪米時の通訳や支援、時にはCMの撮影などをを行いながらも、クラウドファンディングで資金を調達し短編映画を製作する。コロナもあり、日本に帰国。日本で友人と映画製作の会社を作って活動するも、収入は無く貧乏暮らし。友人の家で共同生活。米国での活動やこれまで作成した短編動画などを引き下げ、ファンドを周る日々。最近、やっとその活動が少し認められ、まとまった資金を調達。無事、小さなアパートで一人暮らしを始める。部屋の横は首都高速で、騒音でとてもでないが、寝れないが。しかし、夢だけは「スピルバーグのようになりたい!」

    T君の会社のサイトです。短編映画を製作、紹介などをしているようです。気に入ったら応援して見てください。

    https://samansa.jp/

    遠山峰輝

     

     

     

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