by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
UPDATE
2022.09.04
去る8月25日に多摩大学院と共同で「人生100歳時代を生きる”暮らし方・働き方を再考する。健康寿命延伸から幸せ寿命延伸へ」という講演を行いました。この講演の内容はシンプルで、人生100歳時代が到来している中、幸せを持続させることがいかに難しいか、健康寿命と言われるけれども、健康でも『幸せ』でないとね!というものです。講演のメインは、「幸せな人生を長く持続させるためには何が必要なのか」ということを説明するというものです。え、それ、遠山が説明するには荷が重すぎる!ですよね。まだ56歳だし、まだまだ何もできてないし。ということで、ある人のアドバイスで、共通の恩師であるO先生の人生を研究してそれを題材に話すことにしました。
O先生は元中学校の先生で今70歳になりますが、学校の先生を引退した後も第二の人生を歩み、以前よりも活発に活動、今を全力で、そして幸せに生きており、教え子の遠山から見れば正に「幸せ寿命延伸の成功者」なのです。そこで、O先生へヒアリングを行い、成功の鍵を抽出、一般化、身近な成功事例として講演を行ったわけです。これが、遠山にとっても勉強になったばかりではなく、先生にとっても「自分の履歴書」を教え子が作成してくれた感じがよかったのか、とても喜んでいただきました。なんか、全くそんなつもりは無かったのですが、恩師への恩返しになったようで嬉しく思いました。O先生に関して・・・・。
以前ブログでも紹介しましたが、遠山の最大の趣味はクラシックギター演奏で(第二は釣り)、そのギターを中学校のクラブで初めて教えてくれたのがO先生です。先生は理科の先生なのですが、遠山とO先生とは学年の関係から勉強での接点は全くなく、ギターの先生でしかないのです(笑)。その後、先生はそのクラブを4年で全国コンクール一位になるまで育てあげます(残念ながら遠山が中学に在籍していたときには全国一位は叶いませんでしたが)。その後、全国のギターコンクールで数々の賞を受賞する一方で、60歳で引退するまで、3つの中学校の校長もされた。ご存じ、学校の先生はブラックな職場?クラブ他との両立は本当に大変だったのだと思います。そして引退後、3つで地域で、以前から温めていた高齢者を主体とするギターサークルを設立、活動を本格化させています。このサークル、ほとんどがギター全くの初心者、平均年齢は70歳くらい、最高齢は86歳です。遠山も含め、以前中学校でO先生にギターを教えてもらった門下生が、今、これらの地域サークルのコーチ陣となってます。そして生徒さん、コーチ陣が一体となって年に何回も音楽ホールでコンサートを行ってます(以前ブログでも紹介したかな?)。
多くの場合は、学校を卒業後、先生との関係は、同窓会ではないでしょうか。同窓会では昔を懐かしむことが多いのですが、我々ギター門下生と先生との関係はそうではないです。相変わらず音楽に厳しく、時には衝突、そしていい演奏をしようと未来に向かっております。いつまでも未来に向かって頑張れる、これが幸せ寿命延伸の最大のポイントかもしれません。
では、お聞きください!「コーヒールンバ」です(爆)
https://youtu.be/NCFaAYD3Nps
遠山峰輝