STAFF EYE'S
スタッフアイズ
STAFF EYE'S
スタッフアイズ
UPDATE
2023.02.09
お昼時に食堂で食事をしながらTVをみていたら、少子化問題の有り方の話をワイドショーでやっており、ぼーっと見ていた。所得制限なしで手当てを付けるとか最近は多く見かける話ではあるのだが。すると、コメンテーターが自身に3人の子供がいることを話していて、「国の政策は手厚くないので、子供を育てるのが大変だ。だから国には頼らない。自分で何とかするしかないと考えた。以前に住んでいた自治体は補助が手厚くないので、現在の所に引っ越したが、とても子育てしやすくなった」という感じの話だった。
あまりの話に、ぼーっとしていたのに目が覚めて、ついつい、「おいおい」と独り言で突っ込みをしてしまった。地方自治体に頼っているのに、国をディするその姿勢が気になったのだ。
介護保険が始まった頃に病院に勤務していたのだけれど、介護にかかわる相談員たちがよく嘆いていた。
これまでは福祉制度で、相談をしていると感謝されることが多かったのに、介護保険が導入されてからは、「権利」意識が強くなって、不満を語る方が多くなった。やっていることは同じなのに・・・と。制度は充実化した方が良いとは私も思うが、制度を使う人にも制度に対するある一定のリスペクトが必要なのではないか。制度や人に感謝している方が、不満を言っているより、ありがとう!と発すると幸福感が高い気がするのは私だけだろうか。
米道利成