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スタッフアイズ
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UPDATE
2023.04.27
医療だけでなくあらゆる分野において、問題解決スキルは重要です。そして、問題解決をするためには、まずその問題や課題を正確に定義することが重要です。このスキルのことを、よく「イシュー定義力」といいます。このイシュー定義力が備わっているかどうかは、問題解決の成否に直結してくると言っても過言ではありません。
本記事では、医療現場でのイシュー定義力を活用することで期待できる効果の例の紹介や、イシュー定義力を身につける方法例について説明します。
〇イシュー定義力の医療現場で活用した場合の効果の例
具体的にはどのような効果が期待できるのか、2つ紹介します。
1つ目は、問題を分析する能力が向上することです。医療機関で発生する問題の本質を特定することで、より効果的な解決策を提案することができます。2つ目に、イシュー定義力を活用することで、患者ニーズに応えるサービスを提供できる可能性が高まります。そしてその結果として、患者満足度の向上につながる可能性があります。また、患者満足度が高まると競合他社との差別化が期待できるため、経営戦略の強化にもつながります。
〇イシュー定義力を身に着ける方法例
上記のような効果を生み出すためのイシュー定義力の身につけ方を4つ紹介します。
1つ目は、問題が発生した背景などの問題に関連する情報を集め、分析し、問題を深く理解することが重要です。2つ目は、多角的な視点で問題を考えることです。問題について、患者、医療従事者、経営者など、異なる視点から捉えることで、より問題の本質を見極めることができます。3つ目に、チームで問題解決に取り組むことが効果的です。チームで問題について意見を交換し、異なる視点から捉えることで、より深い洞察力が身につきます。4つ目に、継続的な学習とトレーニングを実践することです。自己啓発書やビジネス書を読んでイシュー定義力とは何かについて定期的に振り返ったり、医療現場等で一つ目から三つ目の取り組みを実践し問題解決のトレーニングを行ったりすることで、イシュー定義力を向上させることができます。
以上、イシュー定義力について説明しました。
医療現場では効率的かつ質の高い医療が提供されることが期待されています。そのため、医療現場で働くすべての人々が、イシュー定義力を向上させることで、より良い医療環境を実現し、医療機関の発展につながっていくことを願っております。
河崎実涼