STAFF EYE'S

スタッフアイズ

STAFF EYE'Sスタッフアイズ

物事に慣れる危うさ・基本をおさえる大切さ

UPDATE

2024.08.08

このスタッフアイズは3、4カ月に1度のペースで当番が回ってくるのですが、毎回何について書こうか頭を抱えています。普段の仕事であれば何をどうすれば業務を効率的に回せるかのなんとなく道筋が見えてくるのですが、このスタッフアイズに関しては何を書けばよいのか全く思い浮かばず、最初の頃は先輩職員に話を聞きまわってなんとか作成していました。コンサルとして普段からゼロベース思考が出来ていないからここまで何も浮かばないのか…と内心冷や汗をかいていますが、その部分はこれから少しずつステップアップ出来るように努力していこうと思います。

 

さて私が入社してから約2年が経ち、現在はデータ分析からアウトプットを出す仕事が多くなってきました。入社前まではデータ分析について数多あるコンサルの業務の1つにすぎないと考えていたのですが、実際に行ってみるとコンサルの方向性を決定づけるほどの重要なメッセージをデータ分析の結果から導き出す事が出来ると知りました。

ですので分析を行う際は間違いが起きないように普段から十分注意しながら作業していますが、何度も同じ作業を繰り返していると慣れが生じ、分析を行う際に大切にしなければならない事柄を形式的に捉えてしまう瞬間があります。

先日気を付けなければならないと思う瞬間がありました。分析は不備がないよう確認しながら作業を行い問題なかったのですが分析結果に違和感があり、詳細を確認した所データソース自体に不備があったと判明した事がありました。

データソースの内容やその定義の確認は分析の基本としておさえないといけない所ですが、慣れによって曖昧なまま進めてしまった結果、余計に時間がかかる結果となりました。

 

物事に慣れるという事はスムーズにそれらを行う事が出来るという良い面もありますが、今回のような悪い反面を生み出す事もあります。それはどんな仕事に起こり得る事でプライベートでも起きる可能性のある事です。私も今回の経験を活かし、スピード感だけを重視して物事を進めず、基本をおさえ忘れていないか振り返りを大切にしたいと思います。

 

髙橋奈那