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「例大祭」からの気づき

UPDATE

2024.09.27

9月になり街をあるいていると、商店街に旗がたなびいていて、例大祭〇月〇日と書いてある。いつもは「ふーん」と見ているようで、見ていないような感じで素通りするだけだったが、なぜか今回は引っかかった。

例大祭の「例」って何だ?どんな意味なんだと。【例】だけググると「たぐい」とか「なかま」みたいな感じで「例題」に通じる使い方の意味が記されていた。大祭(たいさい)みたいな感じの祭り?本当の祭りが京都とかどこかであって、その類で例大祭なのか・・・?もやもやして頭を駆け巡るがそれ以上の答えはない。

WEB検索も便利だが、こんなふとした問いには答えられない。

そして家に帰って広辞苑を紐解いた。そうすると・・・「例年」に近い意味の「例」なのだ。すなわち、「いつもの」「同じ日」に執り行うお祭りが例大祭なのだ。

 

普段は当たり前のように、【知っているかのように】していないと、あらゆる事象に注意を払ってしまい、外に出るだけで頭を使って疲れ果ててしまうから、歩くことも含めて自動化しているのが人間の仕組みでもあるのだろう。

しかし、仕事のことを考えれば、ひっかかりを見つけ、立ち止まり、正しく知るというプロセスは、病院で行う改善業務のスタートでもある。業務のフローの見直しも業務が深く理解できるようになれば、もっと効率よくなる可能性が見えてくる。そして、その先が病院DXなのだろう。私たちは色々なことを当たり前として流されないように気を引き締めながら、DXの入り口に立っていきたいものだ。

 

米道利成