by　遠山 峰輝

今回の衆議院選挙、自民党の低落と国民民主党の飛躍が目を引いた。そんな中、国民民主党のスローガン、「手取りを増やす！」というのが目を引いた。これってほぼ税金を減らすということを言っており、他の政党の主張とあまり変わらない。しかしながら、減税をするよりも手取りを増やす！方がなぜか頭に入りやすい。病院の経営改善をやっているとよく出てくる課題が救急車の断り削減である。多くの病院がこれらの問題を抱えている中、医師の意識改革の必要性なども相まって解決が難しいものとなっている。そんな中、以前のクライアントから、「遠山さん救急車の断りを減らす！というとなんとなく前向きになれない印象がある。救急車の受け入れを増やすとしてはどうか」という提案があった。なるほど、全く同じことなのに、受け取る側にしてみるとイメージが違うのであろう。言葉は大事である。

遠山峰輝