STAFF EYE'S
スタッフアイズ
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UPDATE
2025.03.27
自信を育むためには本人自らがそのための行動を起こすことが大切ですが、自信を育むための環境(人との関係性)を整えていくことも大切な要素になります。自信を育むための声掛けの方法について述べます。
1.ポジティブなフィードバック
良い所を具体的に褒めた後に、課題や問題点についてフィードバックする。「あなたのプレゼンテーションはとても分かりやすかったです。特に、データの使い方が素晴らしかったです。」や「素晴らしい動きをしていましたね、継続して練習をしてきたことがしっかりと結果に表れていますね」と具体的な行動を指摘して褒めることで、相手は自分の強み、変化している点や出来るようになっている点を理解しやすくなります。その上で次につながる課題を説明していきます。
2.努力を認める
思った結果が出ていないが本人が真剣に取り組んでいたことが分かっているときは、実施してきた過程を評価して今回結果が出なったことに対して、自ら行動の振り返りを実施しようと考えられるようになることが大切です。その為には努力を認める声掛けがします。例えば「今回は目標とした結果は出なかったけど、あなたが一生懸命に取り組んだことが大切です。」と、努力や過程を評価することで、結果に対するプレッシャーを軽減し、自信を持たせることができます。その上で「なぜ、今まで実施してきた行動では目標とする結果はでなかったのか、振り返りをしてみましょう」と声掛けをして本人が自分の意思で行動を変えられるようにしていきます。
3.失敗を受け入れる
失敗やうまくいかなかったことがおきた場合、それを学びの機会ととらえられるようにしていきます。「失敗は成長の一部です。次はどうすれば良いか、一緒に考えてみましょう。」と、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を促します。
4.目標設定をサポートする
いきなり高い目標を達成することは難しいです。高い目標を達成するまでのステップとして小さな目標を設定していきます。「この目標を達成するには、この小さな目標を達成してみましょう。達成できたら、次のステップに進むことができます。」と、達成可能な目標を設定することで、自信を育む手助けをします。
5.自己肯定感を高める
本人の強みを認識させることも大切です。「あなたにはこの分野での強みがあります。それを活かしていきましょう。」と、相手の強みを認識させることで、自己肯定感を高めます。
6.サポートを提供する
自分一人で実施していると不安にかられることがあります。本人が不安を抱かないように、本人への支援を申し出ます。「何か困ったことがあれば、いつでも相談してください。一緒に解決策を考えましょう」と声掛けをします。
髙橋俊一