社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2018.05.02

  • 一言で言うと・・・

    「一言で言うと」、「一言では言い表せない」など世の中では一言で言うという努力が少なからずなされているように思える。新聞にしても見出しがあるから中身を読む気になる。多くのことをつらつら述べられても聞いている方の頭には入らない。それよりもインパクトのある言葉で簡潔に表現する方が圧倒的に説得力があるというわけだ。コンサルティングには二つの頭の使い方がある。一つは物事を分解して考える「分解能力」。もう一つは多くの事象を統合する「統合能力」。弊社でもそうであるが、入社してしばらくはひたすら分解能力を学ぶことが多い。患者数が伸びない、なぜなのか?市場の問題か、それとも競争力の問題か?これは分解能力である。一方で、この「当院の小児科は赤字」「当院の小児科医師にやる気はない」「地域には優秀な小児科が多く存在する」。これらを一言で言い表すと「小児科から撤退!」となる。また、「Aさんは礼儀正しい」「Aさんは賢い」「Aさんは思いやりがある」「Aさんは・・・・」・・・・。これらを一言で言うと、「Aさんは魅力的な人物である」となる。コンサルタントは単なるレポート作成や提出だけではない(少なくても弊社のコンサルティングは実行を起こし、成果を出して仕事は完結すると考えている)。クライアントを動かすためには、そこにわかりやすい、そしてインパクトあある言葉が必要となる。分解能力がコンサルティングの初心者が学ぶこととすれば、この統合力は中級編となる。社員の皆も是非、この統合能力を磨いて欲しいと常に願う。

    ところで予断だが、今年の診療報酬改定。個人的にはいつになくわかりにくい。何か頭に残らない。一言で言うとどんな改定だったのだろうか?入院基本料や回復期リハビリなどいくつかの段階に分かれたという印象が残る。「目玉は無い中での細分化」とでも言ったらいいのだろうか。

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