by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
UPDATE
2020.01.06
本日が弊社の仕事始めです。今年も宜しくお願いします。
年末から年初にかけて新聞その他を読んでいると「創造的破壊」という言葉をよく目にしました。年初ということもあり、過去を振り返ると世の中大きく変わったなあと思います。遠山が大学院を卒業し就職したときには携帯電話もなかった(多分)。当時はエクセルではなく、ロータス123というソフトが主流だったような。また、こんなこともありました。就職後3年後にワシントンオフィスに移動になり、約1年余りを過ごしましたが、当時、世界各国の生産性比較というプロジェクトを行いました。当時は小売業はサービス業であり、サービス業=地域密着であるということから、米国のウオルマートのように大規模化して生産性を上げることが大事である、日本は零細的な小売業が多く極めて生産性が低いなど、そんな研究レポートを書いた記憶があります。しかし、今やアマゾンなどを想定すると小売業=地域密着という概念も成り立たなくなり、その裏では廃業に追いやられるところも多いでしょう。商圏という言葉も死語になっているのでしょうか?ウーバーはタクシードライバーの職を奪う。これも創造的な破壊です。
そんなことを考えると医療はどうなのだろうかと考えてしまいます。例えば、相変わらず、どの病院も土日休日は休み。外来は午前が中心。なんとなく、夜の商売ではないが、開店は18時、深夜から早朝まで営業をしている病院が一つでも二つでもあってもいいのではないかと考えてしまいます。また、逆に、出勤前の早朝営業クリニックがあってもいいように思う。技術的な面では大きな進歩を遂げているのでしょうが、少なくても経営に目を見張るようなイノベーションは起きていないのではないように思います。
ところで弊社の仕事は医療機関に対するコンサルティングが中心ですが、売上アップをどうするのか、コストダウンはどうするのか、地域の中でどう生き残るのか、大変重要ではあるが、やはり現状の改善の域を超えることが少ないと思う。今年は、ゼロベースで考え、そして世の中をもっともっと勉強して「創造的破壊」に寄与できるようなコンサルティング会社になりたいと考えております。
オフィスのバルコニーから見た早朝7時の風景:今年もがんばろう!
遠山峰輝