by　遠山 峰輝

先日、クリニカルパスの開発者とも言われるカレンザンダー氏が亡くなり9月10日に追悼の会が行われた。WEBで参加しました。たくさんのカレンとの思い出が頭の中を過ぎり、悲しい気持ちと、そして感謝の気持ちで一杯になった。カレン（女性で元看護師さんです）との出会いは、遠山が前職から医療コンサルティングにキャリアを変えた大きなきっかけになりました。日本クリニカルパス学会主催の米国研修に参加した際（おそらく20年くらい前）、初めてカレンに会い、そしてクリニカルパスとは何かを学び、感銘を受け、その場で事業提携を申し出た記憶が鮮明に残っております。当時、医療に関しては全くの素人であった自分が、医療或いは治療プロセスの標準化が遅れていることを学び、日本でも産業界の工程管理的な考え方を取り入れ、治療の質の向上に寄与するコンサルティングを行いたいと思い、カレンとの付き合いが始まった。事業提携はとんとん拍子に進み、その後、弊社メディカルクリエイトはカレンザンダー率いるCCM社（Center for Case Management）の日本窓口となり、数々のセミナーなどを開催しました。カレンは非常に合理的な思考を持っており、ビジネスに関しては非常にやりやすかったですね。一方、本当にチャーミングでプライベートでも一緒にいろいろ楽しみました。カレンも何度も来日、遠山も何度もカレンのオフィスのあるボストンを訪ねました。カレンは本当に日本酒が好きで日本酒グッズをいろいろプレゼントした記憶があります。カレンは、遠山にとっては仕事、そしてプライベートと人生の中で大きな影響を与えてくれた大事な一人。心よりご冥福をお祈りいたします！

遠山峰輝