by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
UPDATE
2021.03.01
週末は久しぶりに御殿場にある東山湖フィッシングエリア(管理釣り場/釣り堀)に行きました。釣果は?一言で言えば、「一杯釣れたが満足できない釣り」でした(笑)。
ここは、ルアーやフライフィッシング専用(餌釣りは禁止)の管理釣り場(つまり釣り堀)です。釣り堀というと誰でもたくさん釣れると思う方が多いかもしれませんが(そういうところもあるが)、実はそうでもなく、釣れる人とそうでない人の差が大きく出るというのが本当のところ。実はルアーの管理釣り場は、釣りを上達させる上で非常に勉強になる。釣りはそもそも、「ロジカルに考えながらいかに釣れる確率を上げるか」というゲームです。確率を左右する軸は非常に多く存在する。魚がいるかいないか、どこにいるか(表面は底かなども含む)、どんな餌を食べるか、どんな時間帯に食べるかなどなど。管理釣り場は、この中で、魚がいるいうことは保障されています。つまり、それ以外の軸に関して、頭の中で整理をしながら、確率を上げることが求められます。やはり釣りをする上で魚がいるかいないかという軸は結果を大きく左右するために、これが保障されているだけで、頭を整理しやすくなり、従って、論理的に釣る腕を訓練しやすいとも言えます。例えば、今日は魚は表面に多くいるのか、それとも底にいるのか?(気温や水温が低いと底に集まる傾向がある)、ルアーは速く動かすのがよいか、それともゆっくりがよいか?(魚な活性が高いときは早め、やる気がないときは遅め)、ルアーの種類や色は?これら複数の変数のどれかをまずは固定し、他の変数を一つずつ変えていき、本日釣れる確率の高いパターンをいかに早く見出すかが釣果を決めるポイントになります。まずは上層(湖の表面近く)で赤色のスプーン(ルアーの種類)をゆっくり目に動かす。これでダメなら次は同じパターンで早めに動かす。これでだめなら、ルアーを変えて、再度ゆっくり目でやるなど。つまり順列組み合わせを一つずつやるわけです。もちろん、全ての組み合わせをやるわけにいかないので、そこは経験と勘で、確率の高そうなパターンから試すことになります。
今回、釣果のわりに満足がいかなかったのは、このパターンを自ら見出すことができなかったからです。朝9時から釣り始めたのですが、寒かったし、午後から箱根の日帰り温泉でゆっくりしたいなあとか考えており、釣りに集中することができなかった。で、午前中は全く釣れず・・・・。午後たまたまやってみたパターンで釣れ、そのパターンを繰り返したら入れ食いのようになった。釣りには「釣れた」と「釣った」という二つの言葉があります。「釣った」は満足高く、「」釣れたは満足が低いのです。今回は「釣れた!」でした。とはいえ、素晴らしい天気の中、富士山を目の間に釣るのは気持ちいい!
遠山峰輝