by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
UPDATE
2021.03.14
今週の日経ビジネスで残業時間VS働きやすさ&働きがいという記事があった。残業時間の長さは働きやすさと逆相関するが、働きがいとは若干相関する。更に、働きがいは自己成長の実感と相関する中、自己成長の実感は残業時間の長さと相関するということ。うん、うん、世の中、まだ捨てたもんではない(笑)。
昔に比べると世の中、遅くまで仕事することが無くなったよなあ。前職のマッキンゼーにいたとき(25歳からいから33歳くらいまでいたかな)、普通に徹夜してた。それをなんとも思ってなかった。辛かったが、若いし、仕方ないし、試練である!と。だらだら徹夜してたわけではなかった。答えがわからない、バリューを出すために徹夜していた・・・・。そのかわり、休みがあると嬉しくてたまらなかった。MCで会社を立ち上げた初期の頃も、皆、メンバーは徹夜してた。というか会社で寝ていた。医師もいた。手術着が楽だということで、徹夜の日は手術の恰好してた。当時の有名なコマーシャルは「リゲイン」だった。「黄色と黒は勇気のしるし、24時間働けますか?リゲイン、リゲイン、僕らのリゲイン。アタッシュケースに勇気の印、はるか世界で戦えますか、ビジネスマン、ビジネス、ジャパニーズビジネスマン」、懐かしいなあ。
働き方改革という言葉が先行する中、今回の日経ビジネスの記事はどことなくホッとするものを感じた。確かに、強制的な残業が少なくなると働きやすさ指数は上がりそうである。しかし、人間、とことんこだわって追及しようとすると残業なんて、時間なんて考えないはず。時間を忘れて没頭することが探求心というものであろう。すると働きがいを感じやすくなる・・・当たり前のことだ。
MCは、働きやすく、且つ働きがいのある会社を目指したい。強制的に残業するのではなく、自らの探求心で時間を忘れる会社がいい会社だな。
遠山峰輝